ハラル治療食作成および支援
ハラル食とは?
ハラル(Halal)とは、シャリア(Shariah)法に(イスラム教の教義に基づく法令)に従って許されるもの、またはその行為(Lawful)という意味があります。シャリア法により禁止されるものまたは、その行為をハラム(Halam)と言います。この考え方は、イスラム教に由来するため、宗教性が強いことで知られています。
ハラル(Halal)は、イスラム教徒の行為を律する概念であり、食品だけに適用されるものではありません。食品以外では、医薬品、化粧品など、人が摂取するもの、身体に触れるものにも及びます。また、レストラン、観光、医療などの「サービス」にも適用されます。
日本国内でのハラル(Halal)について
観光庁が2015年に「ムスリムおもてなしガイドブック」を作成し、飲食店や宿泊施設、地域が連携したムスリム観光客の受け入れ体制の整備が推進されましたが、ハラル食に関する団体はいくつか存在するものの、正しく安全なハラル食提供が外食業界だけでなく、医療施設では特に専門家がおらず対応が遅れています。
ハラル(Halal)食への取り組み
2018年より、東南アジアでの病院設置プロジェクトの一員として海外に出向き、病院におけるハラル治療食作成および支援に携わることができました。この経験から、イスラム教徒の方々の生活にふれ、多くを学び、帰国後も日本国内において医療ツーリズム等で来日するイスラム教徒およびハラルを提供する施設への支援をスタートすることになりました。
日本国内でも少しずつ、ハラル食を提供する外食施設も増えつつありますが、医療分野においてはまだ、情報も不足しています。
弊社では、現地スタッフとの交流を積極的に行っており、東南アジアにおける食動向と健康関連情報に沿ったハラル治療食の提案、医療ツ―リズムで来日する外国人への食事提案とご支援をすすめて参ります。お気軽にお問合せください。