【 口の中のしくみ 】
私たちの口の中では、食事や飲み物を摂取してから数分ほどで虫歯が作られ始めます。 一番、影響を受けやすいのが糖分で、摂取後、歯面に付着している歯垢(プラーク)内では、菌により酸が作られます。 酸性度が高くなると歯の表面直下よりカルシウムやリンが溶け出しますが、唾液の作用により酸を中和し、きれいに洗い流す作用などによって歯垢(プラーク)のペーハー(Ph)は中性方向に向かい、唾液中のミネラルが戻り始めます。 この状態を再石灰化(さいせっかいか)と呼びます。 つまり、私たちの口の中では、日常的に食べものを口にする度に、虫歯が起こりやすくなったり治ったりしているというしくみです。
食べ物は、まず口から入り咀嚼(そしゃく=かむこと)することで、唾液の分泌が始まります。 この唾液は炭水化物を分解する消化酵素で、唾液アミラーゼといい食べ物を消化しやすくします。 唾液は、食べ物により口の中で舌の粘膜が刺激を受けること、口の中で一定の食物感覚を得ることによって、神経が刺激され、脳へと伝達されることで、唾液が分泌されます。 唾液は、口の中を常に流れており、口腔内の清掃役として虫歯予防につながることも報告されています。 唾液は、1日に0.5から1.5リットルも出ているのです。 また、唾液の分泌が少なくなると口臭の原因にもつながります。
唾液の働き
虫歯を削ったり抜いたりする治療ではなく、生活習慣病と同じく予防することが重要です。 ただ、最近では単に「早期発見、早期治療」だけでは、無くなってきているようです。 なぜなら、削ったり、かぶせたりした歯は、必ず何年か経過すると古くなったものを取り替える、または治療する・・・ということを繰り返すからです。 初期虫歯は、進行を停止させるだけでなく、再石灰化させることができることからエナメル質の虫歯はもちろん、象牙質に達する虫歯でも大きく削る充填処置をしないで治癒させることができるということです。 でも、「早期発見、早期治療」が適切に行われれば後々、自分の歯を大切に使い続けることができるのです。 例えば、フッ素等を効果的に使用して、予防管理をして行くことが現在、一番効果のある方法と考えられています。 また、キシリトールガムやタブレットは単なる嗜好品ではなく、正しく使用すれば虫歯菌を退治することもできるのです。
キシリトールについては
かかりつけ医だけでなく、かかりつけ歯科医が必要だと思われます。 自分のからだを第三者である専門家にチェックしてもらう、定期的にチェックしてもらうことが元気な歯を守るためには重要なことです。 この先もおいしいものを食べて元気でいるためにも。
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